噛むと痛い歯が気になる方へ
秋の食事を楽しむための受診と食べ方のポイント

10月の会津若松。新米や秋の果物を買い、家族で食卓を囲む時間を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、「噛むと奥歯が痛い」「気づくと片側ばかりで食べている」という変化はありませんか。痛みを我慢して食べ方を変え続ける前に、お口の状態を確認しましょう。
今回は、食事中に気づきやすいサインと、受診までの工夫をお伝えします。痛みが弱くても、繰り返すときは歯科医院への相談が大切です。
1.食事中の小さな変化に気づく

歯の不調は、ずっと痛むとは限りません。食べている途中の違和感も、受診時に役立つ手がかりです。
食事中に気づきやすいサイン
- ・噛んだ瞬間: 食べ物が当たると、特定の歯に響く感じがある。
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・力を抜いたとき: 噛んだ後、口を開けるときに痛みが出る。
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・食べ物の変化: 以前は食べられたものを、自然と避けている。
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・歯ぐきの変化: 腫れや出血、歯が浮いたような感じも気になる。
全部に当てはまる必要はありません。「いつもと違う」が続いたら、痛む場所がはっきりしなくても相談できます。
2.片側だけで噛む理由を振り返る
左右で噛みやすさが違うと、無意識に楽な側を使うことがあります。まずは、いつから片側で食べるようになったか思い出してみましょう。
片側で噛むようになったきっかけ
- ・痛みを避けている: 反対側で噛むと痛むため、使わなくなっている。
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・歯が欠けている: 食べ物が当たる場所や、噛み心地が変わった。
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・入れ歯が気になる: 当たる痛みや、ずれる感じがある。
片側で噛むことだけで、病気が決まるわけではありません。ただし、痛い側を無理に使って慣らそうとせず、使いにくい理由を確認することが先です。
3.噛むと痛い原因は一つではない

歯そのものだけでなく、歯を支える歯ぐきや骨の周りに問題がある場合もあります。見た目に穴がなくても、確認が必要です。
考えられる主な原因
- ・むし歯: 歯の内部や根の周りまで炎症が広がると、噛むと痛むことがあります。
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・歯周病: 歯を支える組織に炎症が起こり、腫れやぐらつきを伴うことがあります。
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・歯のひび: 噛むときや力を抜くときに痛み、痛い日と痛くない日がある場合も。
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・強い力: 歯ぎしりや食いしばりなどで、歯の周りに負担がかかることがあります。
症状が似ていても、必要な治療は違います。痛み方だけで原因を決めつけないようにしましょう。
4.治療した歯にも痛みは起こる
「かぶせ物があるから大丈夫」「神経を取った歯だから痛まない」とは限りません。歯の周りには、痛みを感じる組織が残っています。
治療した歯で確認したいこと
- ・かぶせ物がある歯: 歯の内部や根の周り、かぶせ物の状態を確認します。
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・神経を取った歯: 根の周りの炎症などで、噛んだときに痛むことがあります。
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・治療したばかりの歯: 噛むと当たる感じや痛みがあれば、治療を受けた医院へ伝えます。
以前の治療内容が分からなくても構いません。いつごろ治療した歯か、分かる範囲でお知らせください。
5.早めに連絡したい症状を知る
痛みが続く、同じ歯で繰り返す場合は、受診の相談をしましょう。次のような変化があれば、予約時にも具体的に伝えてください。
受診時に伝えたい症状
- ・食事に困る: 痛くて噛めない、食べる量が減っている。
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・痛みが強い: 何もしていなくても痛む、眠れないほど痛む。
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・腫れを伴う: 歯ぐきや頬が腫れた、発熱や膿のような味がある。
口や首の腫れとともに息苦しさや飲み込みにくさがある場合は、すぐに救急医療を受けてください。痛みが一度引いても、原因がなくなったとは限りません。
市販の痛み止めを使う場合は、持病や服用中の薬も含めて薬剤師に相談し、説明書の使い方を守りましょう。
6.受診までは食べやすさを工夫する

受診までの食事は、痛い歯に負担をかけないことを優先します。やわらかいものを選ぶ工夫は、あくまで一時的な対処です。
食事とお手入れのポイント
- ・硬さ: せんべいや硬い木の実など、強く噛むものは控えます。
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・調理: 野菜はやわらかく煮て、食べやすい大きさにします。
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・献立: 豆腐や卵料理など、そのときに無理なく食べられるものを選びます。
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・温度: 熱すぎるもの、冷たすぎるもので痛むときは避けます。
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・歯みがき: やわらかい歯ブラシで、痛む場所を強くこすらないようにします。
痛いかどうか確かめるために、何度も強く噛むのはやめましょう。食べ方の工夫だけで、歯のひびやむし歯を治すことはできません。
7.相談前にメモしておくとよいこと

診察のときに痛みが出ていなくても、普段の様子が分かると確認の助けになります。短いメモやスマートフォンへの記録で十分です。
メモしておきたい内容
- ・始まった時期: いつごろから、毎回か、ときどきか。
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・痛む場面: どんな食べ物を噛んだときに気になったか。
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・場所: 右か左か、上か下か、分かる範囲で。
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・一緒に起こること: 冷たいものがしみる、歯ぐきが腫れるなど。
「昨日の夕食で奥歯が痛み、今朝は気にならなかった」という伝え方でも役立ちます。無理に歯を押したり、痛みを再現したりする必要はありません。
8.歯科医院では原因を確かめる
まずは食事中の困りごとを伺い、お口の中を確認します。検査は、症状や歯の状態に合わせて行います。
診察で確認する主なポイント
- ・歯と歯ぐき: むし歯やひび、腫れなどを調べます。
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・噛み合わせ: どの歯が、どのように当たっているかを確認します。
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・画像検査: 必要に応じてレントゲンなどで、根や骨の状態を確認します。
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・治療の相談: 原因と対応方法について説明を受け、気になる点を質問します。
細かなひびなど、一度の検査では判断しにくいこともあります。気になる症状が続く場合は、その後の変化も伝えましょう。
受診時には、お薬手帳など、普段使っている薬が分かるものもご持参ください。
9.会津若松で秋の食卓を楽しむために
会津の新米に、季節の野菜を使った煮物。ご家族と同じ食卓を囲んでいても、一人だけ食べ物を残す日が増えていたら、お口に困りごとがあるのかもしれません。
ご本人とご家族で気づけること
- ・ご本人は: 「年齢のせい」と決めつけず、噛みにくさを相談しましょう。
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・ご家族は: 「最近、食べにくいものはある?」と、食事の場で声をかけてみてください。
会津若松市の一箕歯科医院では、歯や歯ぐきの不調についてご相談いただけます。日々の食事で困っていることを、そのままお聞かせください。
10.今回のポイント
覚えておきたい3つのこと
- ・噛むと痛い、片側で食べるなどの変化が続いたら、歯科医院へ相談する。
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・受診までは食べやすさを工夫し、痛い歯で無理に噛まない。
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・いつから、何を食べたとき、どんな痛みが出るかを伝える。
秋の味覚を楽しめるよう、気になる変化を見過ごさず、お口の状態を確かめましょう。
監修者情報
- 監修
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渡部 晃士
- 役職
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医療法人 渡部会 理事長 兼 一箕歯科医院 院長
- 経歴
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2018年3月 日本歯科大学 新潟生命歯学部卒業/2019年3月 日本歯科大学新潟病院 臨床研修修了/2019年4月 一箕歯科医院勤務/2021年4月 副院長/2023年9月より理事長兼院長
- 所属等
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歯科医師臨床研修指導医/東北大学社会人大学院 在学中/日本補綴歯科学会 会員/日本口腔インプラント学会 会員/点滴療法研究会 認定医/2023年 SJCD原宿マスターコース 修了
医院情報
一箕歯科医院
〒965-0006
福島県会津若松市一箕町大字鶴賀字下居合56−1
電話:0242-22-1184
会津若松市の歯医者・歯科「一般歯科・小児歯科・予防歯科」、矯正歯科、インプラント治療など幅広い診療に対応しています。
噛むと歯が痛む場合や、片側ばかりで食べている場合には、歯や歯ぐき、噛み合わせの状態を確認し、原因に応じた治療や対処方法をご案内します。
「硬いものが食べにくくなった」「治療した歯で噛むと違和感がある」など、毎日の食事で気になる変化がある方は、お気軽にご相談ください。
理事長コメント
噛むと痛いときは、我慢して食べ続ける前に、なぜ痛むのかを確認しましょう。
むし歯や歯ぐきの炎症、歯のひびなど、原因によって必要な対応は異なります。痛みが出たり引いたりする場合も、その様子をお聞かせください。
当院では、患者さんのお口の状態と食事で困っていることを伺い、治療の進め方や、受診後の食事で気を付けたい点を分かりやすくお伝えします。
会津の新米や秋の味覚を楽しめるよう、一人ひとりに合った対応を一緒に考え、毎日の食事を支えていきます。






