学校歯科健診で「むし歯」「要受診」と書かれたらどうする?
保護者の方へ|受診の目安や放置リスクを歯科医院がわかりやすく解説
春の学校歯科健診の後、お子様が学校から「歯科健診結果のお知らせ」を持ち帰る時期になりました。
「むし歯があると言われたけど、痛がっていないから様子見でいい?」
「“要受診”って、どのくらい急いだ方がいいの?」
「歯医者に行った方がいいのかな……?」
このようなお悩みを持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。
学校歯科健診で「むし歯」や「要受診」と書かれると、心配になりますよね。
ただ、学校歯科健診は**限られた時間・環境の中で行うお口のチェック(スクリーニング)**であり、健診結果だけでは実際の状態が分かりにくいこともあります。
「本当に治療が必要なの?」
「痛くないなら様子見でもいい?」
と迷われる方も少なくありません。
そこで今回は、学校歯科健診で「むし歯」「要受診」と書かれた場合の受診の目安や、放置するリスク、保護者の方からよくいただく質問について、一箕歯科医院がわかりやすく解説します。

学校歯科健診の「要受診」はどういう意味?
学校歯科健診の目的は、お口の状態を確認し、必要に応じて歯科医院で詳しく診てもらう必要があるかを判断することです。
そのため、「むし歯(C)」や「要受診」と書かれていても、必ずしも大きな治療が必要という意味ではありません。
一方で、
- むし歯の可能性がある
- 歯ぐきに炎症がみられる
- 歯並びや噛み合わせに確認が必要
- 汚れがつきやすい状態
- 生え変わりの経過確認が必要
など、歯科医院で一度確認した方が良いサインであることもあります。
特にお子様のお口は成長に伴って変化しやすいため、早めに確認することで安心につながる場合があります。
「痛くないから大丈夫」とは限らない理由」

「本人が痛くないと言っているから、少し様子を見ようかな……」
と思われる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、お子様のむし歯は、痛みが出る前に進行していることもあるため注意が必要です。
特に乳歯は永久歯に比べて歯質がやわらかく、進行が早い傾向があります。
また、お子様自身が違和感をうまく言葉にできないこともあります。
もちろん、すべてが治療になるわけではありません。
状態によっては、
- 経過観察
- 歯磨き方法の見直し
- フッ素塗布などの予防ケア
- 生え変わりの確認
のみで済むケースもあります。
だからこそ、「痛くないから大丈夫」と自己判断するより、まずは現在の状態を確認することが大切です。
こんな場合は、一度歯科医院での確認がおすすめです
学校歯科健診後、
「受診した方がいいのかな?」
「様子見でも大丈夫?」
と迷われる方も多いと思います。
以下のような場合は、一度歯科医院で状態確認をおすすめします。
□ 学校歯科健診で「要受診」と書かれていた
まずは現在のお口の状態を確認しましょう。
□ 「むし歯(C)」と記載があった
初期段階の場合もあるため、早めの確認が安心です。
□ 歯が黒っぽい・白く濁って見える
むし歯の初期変化の場合もあります。
□ 歯ぐきが赤い・歯磨きで出血する
歯肉炎など、お口のケアが必要なことがあります。
□ 永久歯がなかなか生えてこない・歯並びが気になる
成長に伴う経過観察が必要なケースもあります。
□ 歯科受診がしばらく空いている
定期的なお口のチェックは、トラブルの早期発見につながることがあります。
※学校歯科健診はあくまでスクリーニング(確認)です。実際の状態については、歯科医院で詳しく診査を行います。
保護者の方からよくある質問
Q.「むし歯」と書かれていても、本当にむし歯ですか?
A.学校歯科健診では、限られた時間で確認を行うため、“疑い”の段階で記載されることもあります。
歯科医院で詳しく確認すると、
「経過観察で問題なさそう」
「初期段階なので削らずに様子を見られる」
という場合もあります。
気になる場合は、一度状態確認をおすすめします。
Q.「要受診」は急いだ方がいいですか?
A.強い痛みや腫れがなければ、緊急性が高くない場合もあります。
ただし、なるべく早めの確認が安心につながります。
特に、
- むし歯の指摘
- 歯ぐきの炎症
- 歯並び・噛み合わせ
- 永久歯の生え方
などは、一度確認しておくと安心です。
Q.歯医者が苦手な子でも大丈夫ですか?
A.初めての歯科医院や久しぶりの受診では、不安なお子様も多いものです。
無理に治療を進めるのではなく、まずはお口の状態を確認し、少しずつ慣れていくことを大切にする場合もあります。
保護者の方のお悩みも含めて、一緒に考えていくことを大切にしています。
学校歯科健診後、「これって受診した方がいい?」と思ったら
学校歯科健診は、お子様のお口の健康を見直す良いきっかけです。
「痛くないから様子見かな?」
「これくらいなら大丈夫?」
と迷われることもあると思います。
そんな時は、一度歯科医院で状態を確認することで安心につながる場合があります。
一箕歯科医院では、お子様のお口の状態を確認しながら、必要なケアや今後の見通しについて、できるだけわかりやすくお伝えすることを大切にしています。
学校歯科健診後のご相談や、定期検診・クリーニングをご希望の方も、お気軽にご相談ください。
まとめ|学校歯科健診で「要受診」と言われたら、まずは状態確認を
学校歯科健診で「むし歯」や「要受診」と書かれると、不安になりますよね。
ただ、健診結果だけでは実際の状態が分からないこともあり、必ずしも大きな治療が必要とは限りません。
一方で、早めに確認することで、予防や経過観察のみで済むケースもあります。
お子様のお口の健康を守るためにも、「少し気になるな」と思ったタイミングで、まずは状態確認をしてみてはいかがでしょうか。

監修者情報
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監修 |
渡部 晃士 |
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役職 |
医療法人 渡部会 理事長 兼 一箕歯科医院 院長 |
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経歴 |
2018年3月 日本歯科大学 新潟生命歯学部卒業/2019年3月 日本歯科大学新潟病院 臨床研修修了/2019年4月 一箕歯科医院勤務/2021年4月 副院長/2023年9月より理事長兼院長 |
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所属等 |
歯科医師臨床研修指導医/東北大学社会人大学院 在学中/日本補綴歯科学会 会員/日本口腔インプラント学会 会員/点滴療法研究会 認定医/2023年 SJCD原宿マスターコース 修了 |
医院情報
一箕歯科医院
〒965-0006 福島県会津若松市一箕町大字鶴賀字下居合56−1
会津若松市で一般歯科・小児歯科・予防歯科など幅広い診療に対応。学校歯科健診後のご相談や、お子様のむし歯チェック、定期検診なども行っています。
理事長コメント
「まずは患者様が何に悩みお困りであるかをじっくり伺い、それにはどういった治療が必要なのかを模索し提案いたします。」
一箕歯科医院では、この考え方を大切にしています。痛みがある方はもちろん、定期検診やクリーニングをご希望の方、どこに相談したらよいかわからない方も、まずはお気軽にご相談ください。






